暦のはなし

《七十二候》着物手帳のこだわりポイント・その2

日本の暦を大事にする一年間

 

七十二候は、「しちじゅうにこう」と呼びます。

二十四節気(にじゅうしせっき)を、さらに約5日ずつで三つに分ける……。

 

24×3=72 ということです。

しかし、365÷72=約5ということは、そう!

ほぼ一週間弱で季節が巡っているということじゃないですか?

「暑い」「寒い」と言っても、その気配や種類が違うと思うと、毎日がとてもいとおしく思えます。

 

七十二候は、もともとは中国から来た暦の数え方ですが、面白いのは自然現象や動植物の変化で季節を示しているので、なるほど! と頷けるわけで、そんな季節の移ろいが、着物ライフをとても豊かにしてくれる気がするのです。

 

確かに着物を楽しむ暮らし、生活の中に着物がある暮らしをしていると、季節をとても身近に感じます。気温が35度を超えるような猛暑日でも、晩夏ともなれば朝夕には秋の気配を感じられるようになっていく……それは、草木の匂いだったり、蟬の声だったり、飛ぶ鳥だったり、空の表情だったり……。

 

あの銀杏の木が色づいたら、あの桜の木に葉が出たら……

昔むかしその昔、農家では種を蒔いたり、稲を植えたり、大切な仕事をする際に、身近な自然の変化を基準日にしていました。

日本人は季節と共に生きてきたのだと、生きているのだと、季節の折々にそんなことを考えます。

季節を感じ、生かし、ときに畏怖しながら自然と共存してきたのだと。

 

着物を楽しみ始めると、そんなことがとても愛おしく、ありがたく、心地よく感じられてきます。そう感じられることが幸せです。

カレンダーや普通の手帳にはあまり出ていない七十二候を知ると、72もの季節の移ろいを楽しむことができて、1年がとても幸せで豊かなものになるような気がするのです。

 

 

『着物手帳』をご活用いただき、ぜひ心豊かで穏やかな着物ライフをお楽しみいただきたい。そんな気持ちでいっぱいです。

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