こだわり暦~行事編

※こちらに掲載されているイベントが着物手帳のスケジュールに掲載されています。
 (表記は2019年の場合です。*印は年により日が異なります)

1月 睦月(むつき)

遠く離れている親類知人も往来し、仲睦まじくする月からとする説が有力です。稲の実をはじめて水に浸す月の「実月(むつき)」が転じた、また元になる月で、「もとつき」が「むつき」に転じたとする説も。

1月1日 元旦

1年の始まりを祝う日。「一年の計は元旦(元日の朝)にあり」といわれ、その年の計画は元日の朝に立てるのが大切ということです。また、同じ趣旨で「一日の計は朝にあり」ということばもあります。

1月2日 初夢

1月2日の夜から3日の朝にかけて見る夢が初夢です。縁起の良い順に「一富士、二鷹(たか)、三茄子(なすび)」と続きます。寝る前に見たい夢をイメージすると実際に見る確率が高くなるともいわれます。

1月2日 書き初め

新年を迎えて初めて書や絵をかく行事です。書き初めの書を、火祭り(「どんど焼き」など、地域により呼び名は異なります)の火で燃やし、炎が高く上がると字が上達するといわれています。

1月4日(*) 官庁御用始め

年末年始の休みが明け、官庁が新年最初の業務を行う日です。1873(明治6)年に官公庁の休暇が法律で決められ(12月29日~1月3日まで)、4日が土曜日・日曜日の場合は直後の月曜日になります。

1月6日 出初め式

消防の出初め式がこの日に行われるようになったのは1953(昭和28)年からで、1659年1月4日に江戸時代の消防組織である定火消(じょうびけし)が、上野東照宮前で一年の働きを誓ったのが始まりです。

1月7日 七草

中国では古くから、正月の7日目に7種類の野菜を入れた羹(あつもの)を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥(ななくさがゆ)となりました。一般に定着したのは江戸時代からです。

1月11日 鏡開き

武家社会に伝わる具足開き(武具に供えた餅〈もち〉を雑煮などにして食べる行事)が始まりです。鏡餅を刃物で切ると切腹を連想させるので木槌(きづち)などで割る(開く)ことから「鏡開き」に。

1月14日(*) 成人の日

「おとなになった青年を祝い、はげます」日で、新成人を祝うイベントが各地で行われます。ハッピーマンデー法の制定で、2000(平成12)年から1月の第2月曜日になりました。

1月15日 小正月

新年7日までの松の内を「大正月」、15日を「小正月」といいます。松の内に忙しかった主婦をねぎらう意味で、この日を主婦、女性の休みの日とする地方もあります。別名「女正月」とも。

1月15日 半襟の日

京都の「半衿風呂敷和装卸協同組合」が制定しました。正月は新年を迎えて襟を正す時であり、1月15日はかつて「成人の日」であったことから和装に縁があるということで記念日になりました。

1月17日(*) 冬土用入り

この日から立春の前日まで(冬土用明け)が「土用」の期間です。季節の変わり目で、四季に合わせて4回(春、夏、秋、冬)あります。土用の間は、土いじりや部屋の模様替えなどは避けるとされています。

1月20日 二十日正月

この日の早朝、歳神様がお帰りになるといわれ、正月最後の納めの行事を行います。地域により正月に食べた魚の残りの骨、頭などまでも食べて正月を終えるところから骨正月、頭正月などとも呼ばれます。
 

2月 如月(きさらぎ)

寒さできもの更に着重ねることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力です。他に、気候が陽気になる季節で、「気更来(きさらぎ)」、草木が生えはじめる月で「生更木(きさらぎ)」とする説など。

2月3日 節分

「季節を分ける」という意味で節分。春夏秋冬全てに節分がありますが現在は春の節分だけが残っています。伝統的な「節分の豆まき」の他、近年は恵方巻き(太巻き)の風習も盛んになりました。

2月5日(*) 旧正月

日本以外のアジアの国では、お正月といえば旧正月のことを指します。日本以外では「旧正月」とは言わず、特に中国では「春節(しゅんせつ)」と呼ばれ、大切な祭日になっています。

2月6日 抹茶の日

釜をかけて湯をわかす茶道の道具「風炉(ふうろ)」と「ふ(2) ろ(6)」の語呂合せから。愛知県の「西尾市茶業振興協議会」が西尾茶創業120年を記念して制定しました。

2月8日 針供養

一年間使った縫い針に感謝し、折れた針を供養する日。豆腐やコンニャクに使えなくなった針を刺して川に流したり、紙に包んで神社に納めたりします。西日本では12月8日に行うことが多いようです。

2月8日 御事始め

年神様に関する一連の「事」が終わる日(事納め)です。逆に人間にとっては、農作業など、日々の生活が始まる日ということから、御事始めと呼ばれます。

2月10日 観劇の日

1911(明治44)年に、日本初の洋風の劇場「帝国劇場(帝劇)」が完成したことから制定されました。それまでの劇場は木造でしたが、白レンガ、石とコンクリートの建物に変わりました。開館は3月1日でした。

2月14日 バレンタインデー

女性から男性に愛を打ち明けてもよい日。日本ではチョコレートを男性に贈るのが一般的ですが、諸外国ではチョコレートに限定されているわけではなく、また男性から女性にプレゼントを贈る国もあります。

2月20日 歌舞伎の日

歌舞伎の起源とされる「かぶき踊り」を創始した安土桃山時代の女性芸能者 出雲阿国(いずもの おくに)。阿国が1607(慶長12)年のこの日、江戸で初めて歌舞伎を披露したことに由来しています。

2月23日 ふろしきの日

「つ(2)つ(2)み(3)」の語呂あわせから。「京都ふろしき会」が、ふろしきの長い歴史や、繰り返し使えて環境保全にも役立つエコマーク商品であるとして、その価値を広くアピールするために制定しました。

2月28日 織部の日

1599年のこの日、安土桃山・江戸時代初期の大名で、織部流茶道の祖でもある古田織部が、京都の伏見で茶会を催したことにちなんで1988(昭和63)年に岐阜県土岐市が制定しました。
 

3月 弥生(やよい)

弥生の「弥(いや)」は「いよいよ」「ますます」などの意味で、「生(おい)」は、「生い茂る」といわれるように、草木が芽吹くことを意味します。草木がだんだん芽吹く月なので弥生となりました。

3月3日 上巳の節句 ひなまつり 桃の節句

女の子の成長を祝い幸福を祈る日です。旧暦最初の「巳の日」(3月3日)に古代中国で行われていた厄払いの行事が日本に伝わり(平安時代)、「流しびな」の風習として現在も各地に残っています。

3月14日 ホワイトデー

2月14日のバレンタインデーに女性からチョコレートを贈られた男性が、お返しのプレゼントをする日。最初はマシュマロをプレゼントしたので「マシュマロデー」とも。金額は3倍返しとも言われています。

3月18日(*) 春の彼岸入

「雑節」は季節の変わり目の暦日の一つで、彼岸は春と秋の2回あります。春分・秋分、それぞれを中日とし前後各3日を合わせた各7日間が彼岸で、中日の前後にはお墓まいりをするのが日本の風習です。

3月21日(*) 春分の日・彼岸の中日

春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされ、春のお彼岸(7日間)の中日でもあります。この頃には牡丹(ぼたん)の花が咲き、そこから「牡丹餅」(ぼたもち)が作られるようになりました。

3月22日(*) 春の社日

産土神(うぶすながみ)を祀(まつ)る日です。1年に2回、春(春分の日)と秋(秋分の日に最も近い戊〈つちのえ〉)があります。春は種まき、秋は収穫の頃で、農家の節目の日です。

3月24日(*) 春の彼岸明け

春の彼岸の期間の最後の日です。この日までに、お墓まいりや仏壇のお掃除などを済ませておきます。彼岸の期間は、祝い事を避ける地域もあるので、土地の人に確認しておくといいでしょう。
 

4月 卯月(うづき)

卯の花(ウツギの花)が咲く季節なので、「卯の花月」の略とする説が有力です。他に、卯「う」は「初」「産」で、一年の循環の最初を意味するとする説、稲を植える月で「植月」が転じたとする説があります。

4月8日 花まつり・潅仏会(かんぶつえ)

仏教の開祖のお釈迦様の誕生日で、各寺院で釈迦の立像に甘茶をそそぐ儀式を行います。かけた甘茶を持ち帰って墨をすり、虫除けの言葉を書くと効果があるといわれています。

4月17日(*) 春の土用入り

次の立夏(5月6日)の前日までが「土用」の期間。夏の土用(丑の日)といえばウナギですが、春の土用には頭に「い」のつく食べ物(イモ、イカなど)や白いもの(とうふ、大根など)が良いとされます。
 

5月 皐月(さつき)

耕作を意味する古語の「さ」から、稲作の月として「さつき」になったとされています。漢字「皐」は、「神に捧げる稲」という意味があるため、皐月が当てられたといわれています。

5月1日 メーデー

労働者の祝日。日本では1920(大正9)年から行われています。1886(明治19)年5月1日に、米国の労働者が「1日8時間労働」を主張してストライキを起こし、3年後の今日、パリに集合した労働者が制定。

5月2日(*) 八十八夜

立春から数えて88日目。「八十八夜の別れ霜」という言葉もあり、遅霜の時期ともいわれています。「夏も近づく八十八夜……」の歌で知られるように、お茶農家での一番茶摘みの頃でもあります。

5月3日 憲法記念日

1947(昭和22年)年の今日、日本国憲法が施行。「主権在民」「戦争放棄」「基本的人権の尊重」を三つを柱にした憲法ですが、毎年、改憲派と護憲派の人たちが集会を開き、主張をアピールしています。

5月4日 みどりの日

「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨とする祝日です。昭和天皇の誕生日(4月29日)が後に「みどりの日」と改められ、祝日法改正などを経て現在に至っています。

5月4日 春の土用明け

春の土用の期間はゴールデンウィークと重なり、レジャーを満喫したくなります。でも、本来は土用の間は「何事も控え目に行動すること」という教えがあります。知っていてもいいかもしれません。

5月5日 こどもの日 端午の節句

祝日法2条に「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とあります。お母さんに感謝しながら、柏もち、ちまきを食べて、夜は菖蒲(しょうぶ)を楽しみましょう。

5月12日(*) 母の日

米国のある女性が、母親の墓に白いカーネーションを飾ったのが起源です。日本では母親にカーネーションを贈る日で、赤いカーネーションは「母への愛」、白は「私の愛は生きています」が花言葉です。

5月27日 百人一首の日

京都の小倉山荘で、藤原定家が撰した歌がるたの一種『小倉百人一首』が1235(文暦2)年のこの日まとまったとされています。コミックや映画に「ちはやふる」のヒットで、百人一首も少し身近になりました。

5月29日 呉服の日

「5」「2」「9」を、「ゴ」「フ」「ク」と読む語呂合わせで決められました。呉服専門店などで和服をPRするため「全国呉服小売組合総連合会」が制定しました。ちなみに「きものの日」は11月15日です。
 

6月 水無月(みなづき)

水無月の「無」は、神無月の「な」と同じく「の」にあたる連体助詞「な」で、「水の月」という意味です。旧暦6月は田に水を引く月であることから、水無月と言われるようになりました。

6月1日 衣替え

冬服から夏服に替える日。平安時代からの習慣で、当初は中国にならい4月1日と10月1日が衣更(更衣)でした。その後、衣替えと言われるようになり江戸時代ごろから6月1日と10月1日になりました。

6月6日 おけいこの日

邦楽や踊りなどの芸事は「6歳の6月6日から始めると上達する」と言われ、これにちなんで設けられました。邦楽の楽器も「全国楽器協会」の提唱で、この日を記念日としています。

6月6日 いけばなの日

「おけいこの日」と同じく「芸事は6歳の6月6日から始めると上達する」という謂(いわ)れから制定されました。「茶道の日」はなく、「抹茶の日」が2月6日に設けられています。

6月10日 時の記念日

『日本書記』に671年の4月25日(現在の6月10日)に、漏刻(ろうこく)と呼ばれる水時計を使い、鐘や鼓で人々に時刻を知らせたとの記述があります。1920(大正9)に「生活改善同盟会」が制定。

6月11日(*) 入梅

地域、年によって異なりますが暦の上での梅雨入りです。農家にとって梅雨入りの時期は田植えの日取りを決めるのに重要でした。時候の挨拶に用いる「入梅の候」は、宛先の地が梅雨入りしてから使います。

6月15日 暑中見舞いの日

暑中見舞いのハガキが、1950(昭和25)年に初めて発売されました。暑中見舞いを出す時期は、地域差がありますが、そろそろ暑さが厳しくなりはじめる小暑(7月7日)から立秋の前日までが一般的です。

6月16日 和菓子の日

848(嘉祥元年)年のこの日、仁明天皇が疫病よけと健康招福を祈りの菓子やモチを神前に供えました。後に武家社会にも広まり、故事にちなみ1979(昭和54)年に「全国和菓子協会」が制定しました。

6月16日(*) 父の日

米国女性が、父親に感謝して誕生日の6月に教会に礼拝をお願いしたのが起源とされています。1972(昭和47年)年に、当時の米国大統領ニクソンが6月の第3日曜を父の日と宣言し正式な祝日となりました。
 

7月 文月(ふみづき)

短冊に歌や字を書いて書道の上達を祈った七夕の風習から、「文披月(ふみひらきづき)」が転じたとする説が有力です。他に、稲穂の膨らみを見る月であるため、「穂見月(ほみづき)」から転じたとする説も。

7月2日(*) 半夏生

半夏(ハンゲ)は、独特の臭気を放つドクダミ科の多年草のことで、半夏が水辺や低湿地に生えるころのことをいいます。昔、農家では、半夏のころまでには田植えを終えるとされていました。

7月7日 七夕の節句

7月15日(旧暦)の夜に戻ってくる先祖の霊のため衣服を棚に置いて用意しておく習慣から「棚機」(たなばた)といわれます。ここに中国から伝わった織姫・彦星伝説が結びつけられ天の川の話になりました。

7月7日 ゆかたの日

中国には、女子が七夕の日に裁縫の上達を祈り衣類に感謝する風習がありました。この故事から、ゆかたの美しさを見直し、多くの人に着てもらおうと「日本ゆかた連合会」が1981(昭和56)年に制定しました。

7月11日 真珠記念日

ミキモトパールの生みの親、御木本幸吉 夫妻が1893(明治26)年、初めて真珠の養殖に成功しました。養殖場を始めてから3年目のことです。当初は半円形で、円形の真珠は1906(明治39)年に完成しました。

7月13日 盆迎え火

盆の初日です。祖先の精霊を迎えるために、夕方、いも殻や麻幹などを門口で焚(た)く風習があります。15日の盆の送り火までの3日間が盆の期間ですが、現在は新暦の8月13日から15日が一般的です。

7月15日 中元

中国には三元という道教の行事があります。日本で盆の行事と一緒になり、祖先の霊を供養する日となり、お世話になった人に贈り物をする「お中元」の慣習も生まれました。現在は新暦8月15日が中元です。

7月15日 盆 盂蘭盆会(うらぼんえ)

キュウリで馬、ナスで牛の形を作りお供えします。ご先祖様の霊が走るのが速い馬に乗って来て、帰りは牛に乗ってゆっくりとお帰りになってほしいとの意味があります。

7月15日(*) 海の日

もともと1941(昭和16)年に制定された「海の記念日」(7月20日)が、後に国民の祝日「海の日」へ変更になりました。ハッピーマンデーで2003年から7月第3月曜日になりました。

7月16日 盆送り火

盆の最終日で、夕方に玄関先など(迎え火を焚〈た〉いた同じ場所で)火を焚き、祖先の精霊を送ります。また、祭壇に供えたものは、精霊船に乗せて川や海に流すのが本来のやり方です。

7月20日(*) 夏の土用入り

この日から次の立秋の前の日までが「夏の土用」の期間です。季節の変わり目であると同時に、厳しい暑さの日が続きます。健康管理に十分に気をつけたい時です。

7月21日(*) 土用三郎

夏の土用入りから3日目のことで、この日晴れれば豊作、雨なら凶作といわれます。土用三郎の他に、彼岸太郎(ひがんたろう)、八専次郎(はっせんじろう)、寒四郎(かんしろう)があり、収穫の吉凶を占います。

7月27日(*) 土用丑の日

夏の土用の暑さに負けないように、江戸時代にうなぎを食べる習慣が広まりました。夏にうなぎが売れず困ったうなぎ屋に頼まれ、欄学者の平賀源内が書いた客寄せの言葉が丑の日とうなぎを結び付けました。
 

8月 葉月(はづき)

新暦の9月上旬から10月上旬の秋にあたるため、葉の落ちる月「葉落ち月」が転じて「葉月」になったとする説があります。他に稲の穂が張る月「穂張り月」「張り月」から、「葉月」になったとする説など。

8月7日(*) 夏の土用明け

暦の上での秋(立秋)の前の日が夏の土用明けとなります。とはいえ、地球温暖化もあり、まだ厳しい暑さが続きます。精のつくものを食べて乗り切りましょう。

8月11日 山の日

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨で、2016(平成28)年に新しく制定された祝日です。8月に国民の祝日が設けられたのは山の日が初めてです。

8月15日 終戦記念日

1945(昭和20)年8月14日に、日本政府はポツダム宣言を受諾して連合国側に通告しました。翌15日の正午に、昭和天皇の玉音放送によって日本の無条件降伏が国民に伝えられ第二次世界大戦が終わりました。

8月19日 俳句の日

1992(平成4)年に、正岡子規研究家の坪内稔典氏らが発案して制定。「8」「19」と「は」「いく」の語呂合わせから。夏休み中の子どもたちに俳句に親しんでほしいとの気持ちも込められていました。
 

9月 長月(ながつき)

新暦の10月上旬から11月の上旬にあたり、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略とする説が最も有力です。その他、雨が多く降る時季なので「長雨月(ながめつき)」から「長月」になったなど。

9月1日 防災の日

1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災(マグニチュード7.9)は死傷者20万人以上の被害を残しました。この震災を教訓に、防災意識を高める目的で1960(昭和35)年に制定されました。

9月4日 くしの日

美容関係者が、一般の人たちにくしの大切さを認識してもらい、美容への認識を高めてもらいたいという趣旨で、1978(昭和53)年に制定した日です。「9」「4」の語呂合わせから。

9月9日 重陽の節句

中国には、全てが陰と陽で成り立つとする思想があります。奇数は陽の数で、9月9日は極の9が重なる「重陽」と呼ばれ、めでたい日とされます。長寿を願い菊の花を飾り酒を酌み交わして祝います。

9月13日 中秋の名月 十五夜 芋(いも)名月

中国では旧暦8月15日に月見をする風習があり、日本にも伝わりました。秋の収穫を終わった頃で、月を眺め作物の取れたことに感謝し、月の形に似せてつくった団子を供えて来年の収穫を願います。

9月16日(*) 敬老の日

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」のが敬老の日の趣旨です。1966(昭和41)年から国民の祝日となり、2003から9月第3月曜日になりました。

9月20日(*) 秋の彼岸入り

この日を含めた7日間が秋の彼岸の期間です。彼岸入りの日には、お墓参りをしたり、いつもより心を込めて仏壇や仏具を清めます。萩(はぎ)の花に見立てた菓子「おはぎ」を忘れずに供えましょう。

9月23日(*) 秋分の日

「先祖をうやまい、なくなった人をしのぶ」日です。国民の祝日の一つで、天文観測によって秋分(昼と夜の時間の長さがほぼ同じ)が起こる秋分日が選定され休日に制定。秋の彼岸の中日でもあります。

9月26日(*) 秋の彼岸明け

秋の彼岸の期間の最後の日です。彼岸の間、ご先祖様に思いを馳せ、感謝の気持ちを伝えることは、実は「自分磨き」にもなっているそうです。
 

10月 神無月(かんなづき)

神を祭る月から「神の月」とする説が有力。10月は全国の神々が出雲大社に集まり、諸国に神がいなくなるため神無月とする説もあります。出雲国では「神有月・神在月(かみありづき)」と呼ばれます。

10月1日 衣替え

6月1日の衣替えと逆に、夏服から冬服に替える日です(6月1日を参照)。しかし、地球温暖化の影響で10月はまだ暑い日も多く、実質的な衣替えは少しずつ遅くなってきています。

10月1日 日本酒の日

世界的に人気上昇中の日本酒。新米で酒造にかかるのが10月であることと、昔は酒造年度が10月1日(現在は7月1日)だったことから、「全国酒造組合中央会」が1978(昭和53)年に制定しました。

10月8日 足袋の日

足袋の市場拡大と業界の発展を目指し、「日本足袋工業会」が制定。10月はきものを着る機会が増え始めるときであること、また、8日の8が末広がりで縁起が良いことから10月8日としました。

10月11日(*) 十三夜 栗名月

9月の中秋の名月が中国から伝わった風習なのに対し、日本独自の月見の行事です。「栗名月」、「後の月見」ともいわれています。中秋の名月と十三夜の月、両方を同じ場所から楽しむのが良いとされています。

10月14日(*) 体育の日

「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」趣旨で制定された国民の祝日。1964(昭和39)年の東京オリンピックの開会式が行われた10月10日が国民の祝日とされ、その後、「体育の日」になりました。

10月20日 リサイクルの日

「日本リサイクルネットワーク会議」と「地域交流センター」が「10」を「ひとまわり」、「20」を「ふたまわり」と読み、「リサイクル」に関連づけて1990(平成2)年に制定しました。

10月21日(*) 秋の土用入り

この日から次の立冬の前日までが秋の土用の期間です。暦の上での冬直前ですが過ごしやすい時季です。秋の土用には「青いもの」を食べると良いとされていますので、青魚がおすすめとか。

10月30日 香りの記念日

1992(平成4)年のこの日、第7回国民文化祭「世界の香りフェアi n能登」を開催した石川県七尾市が制定しました。七尾市では香りの文化を提唱する街として、香りの商品の開発なども行っています。

10月31日 日本茶の日

1192(建久2)年のこの日、臨済宗の開祖・栄西が、宋からお茶の種子と製法を持ち帰りました。このお茶の淹れ方が碾茶(抹茶)の原型になっているとされます。

10月31日 ハロウィン

11月1日はキリスト教の聖人の祝日「万聖節」の前夜祭です。アメリカなどでは仮装した子供たちが家々回りお菓子をもらう習わしがあります。近年は日本でも盛大なイベントになりました。
 

11月 霜月(しもつき)

「霜降月(しもふりつき)」の略とする説が有力です。この他、霜月の語源は、十が満ちた数で一区切りで上月、対して下月で「霜月」になったとする説などがあります。

11月1日 紅茶の日

1791(寛政3)年のこの日、伊勢の国(現 三重県)出身の船頭、大黒屋光太夫がロシアのエカテリーナ2世のお茶会に招かれ、日本人として初めて紅茶を飲んだとされています。

11月3日 文化の日

「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として、1948(昭和23)年に国が制定した国民の祝日です。皇居で文化勲章の授章式がある他、各地で芸術祭なども開催されます。

11月7日 秋の土用明け

秋の土用の期間の最後の日です。寒暖差の大きな気候の時期でもあり、自律神経が乱れて身体にトラブルが出がちです。ゆったり流れる秋の夜の時間をリラックスして疲労をとりたいですね。

11月13日 うるしの日

平安時代、文徳(もんとく)天皇の第一皇子・惟喬(これたか)親王が、法輪寺(京都・嵐山)に参拝し、満願の日(11月13日)に漆の製法が虚空蔵菩薩から伝授されたとの伝説から制定されました。

11月15日 七五三

男子は数え歳の3歳と5歳、女子は3歳と7歳のとき、神社に参詣して成長を祝います。三代将軍家光の子、徳松(後の綱吉)の無事の成長を祈って慶安3(1650)年11月15日に行われた儀式が起源です。

11月15日 きものの日

11月15日は七五三の日で、きものを着る人が多いことから「全日本きもの振興会」が、きものの良さを知ってもらう目的で制定しました。三世代そろって、きものを着て七五三をお祝いするのもいいですね。

11月23日 勤労感謝の日

「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として1948(昭和23)年に制定された国民の祝日です。宮中で天皇が新米を神殿に供えた戦前の儀式「新嘗祭(にいなめさい)」が起源です。

11月24日 和食の日

2013年12月にユネスコの無形文化遺産に「和食 日本人の伝統的食文化」が登録されました。それを受け、和食文化の保護、継承の大切さを考える日として「一般社団法人和食文化国民会議」が制定しました。
 

12月 師走(しはす)

最も知られているのは、僧(師匠)がお経をあげるために東西を馳せる月とする「師走」ですが、元は民間語源の「師馳す(しはす)」で、後に「師走」の字が当てられたと考えられています。

12月8日 針供養

針仕事を休んで、お世話になった折れた針を集め、柔らかな豆腐等に刺して供養を行う日です。一般には「事始め」にあたる2月8日に行われることが多くなっています。(2月8日参照)

12月8日 御事納め

江戸時代には、サトイモやコンニャク、にんじん、アズキを入れた「御事汁」を食べ、その年一年の農事等雑事を終えました。農事を始める「御事始め」は2月8日です。(2月8日参照)

12月24日 クリスマス・イブ

キリスト教の祭礼で、キリスト降誕の前夜祭です。厳密には、ユダヤ暦や教会暦では「一日は日没で始まり日没で終わる」ため、イブはクリスマス前夜ではなく「クリスマス当日の夜」の意味になります。

12月25日 クリスマス

西暦336年に12月25日がイエス・キリスト降誕の日と決定されました。ただし確証はなく、ローマの冬至を祝う「太陽の祝日」と結び附けられたものとされています。